同じ業界の仕事なので何度か共演をさせていただいていました。でも初めて会ったときは大人数のお仕事だったので、なかなかお話することはできませんでした。
二人で話すようになったのは、ドラマで共演させていただいたことがきっかけです。どちらからということもなく、自然に二人で話をしていました。

主人が年上だったという事もあると思うのですが、芸能界でも先輩にあたりますので、私の知らないことや分からないことをたくさん知っていて、いろいろな知識が豊富なところがすごいな、と尊敬しました。また、一緒に仕事をしている中でも仕事に対して真摯に向き合っている姿を見て、とても素適な方だなと思っていました。

お付き合いや結婚については、不安や迷いはありませんでした。結婚するって相手の職業で決めるものではない、相手がどんな仕事をしていても応援するし、どんな状況になってもサポートしていきたいと思っています。

子どもが欲しかったのでとてもうれしかったですね。主人もとても喜んでくれました。
それに街を歩いていると、たくさんの方に「おめでとう」と声をかけていただいて。中には体調を気遣ってくださる方がいたりして、人の優しさや温かさを感じることができました。

初期はつわりがひどく、辛かったですね。
つわりがこんなに大変だということを身をもって体感した、という感じです。

妊娠８ヶ月目に逆子だということが分かったので、９ヶ月目に外回転手術という手術を受けて治しました。
リスクを伴う難しい手術とも言われているのですが、幸いみていただいていた先生が外回転手術の名医の方だったということもあったので、安心して臨むことができました。

つわりの他に腰痛などもあって大変なこともあったのですが、妊娠中は「つらい」とか「大変」という気持ちよりは「おなかのなかに子どもがいる」というハッピーな気持ちがすごく強かったですね。気持ちが不安定になったりすることもなく、産まれてきた後のことを考えたりして、前向きな気持ちで日々の生活を楽しむことができました。

（撮影：chiai）