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蛯原英里

蛯原英里
Profile
蛯原英里 宮崎県生まれ。看護師としてNICU(新生児集中治療室)で勤務後、ベビーマッサージを世に広めるため、資格を取得。「実際に肌と肌が“ふれあう”ことで、母も子も幸せになれる!さらには、その周りの家族、人も笑顔で幸せになれる!」という理念のもと、ママ自身がこころからキレイに・ハッピーになれる方法を提案する『ena AMICE』を設立。現在、看護師としての視点・経験を活かしつつ、チャイルドボディセラピストとして活動中。
2014-05-23
第5回 赤ちゃんに新しい刺激を与えてあげましょう!

赤ちゃんのからだの前面のマッサージが終わったら、今度は背面に移りましょう!
うつぶせ寝になれていない赤ちゃんは、最初はびっくり驚いてしまうかもしれませんが、それも新しくて楽しい刺激です。

◆背骨まわり

背骨には、脊椎という、脳からつながる大事な神経の束が通っています。とてもデリケートな部位のため、直接刺激せず、背骨の両脇にある、姿勢を保つ筋肉を刺激してあげましょう。
マッサージすることで、からだの歪みのない姿勢のいい子どもに育ちます。

親指の腹を使い、背骨のすぐ脇のところを円を描くようにマッサージします。首の付け根からお尻のほうまで、くるくるしていきます。親指以外の指は、赤ちゃんのわき腹を軽く支えるようにするとやりやすいですよ。

◆背中全体

背中には、背骨を支える大きな筋肉があります。この筋肉を温め、ゆるめることでリラックスでき、夜泣きの軽減や入眠までの時間が短くなるのが期待でき、深い呼吸ができるようになります。

ママの両手のひらを内向きにし、首の付け根からお尻に向かって両手を交互にやさしくなでていきます。「しゅう~しゅう~」と音をつけながらやると、赤ちゃんは喜びますよ。

赤ちゃんの背中に、ママの両手で大きなハートマークを描いてあげましょう。背中の中心に両手をあて、両手を左右にすべらし、リズミカルに行ないましょう。

◆背中からお尻

寝ている体勢が多い赤ちゃんは、背中の血流が滞りがちです。背中に刺激をいっぱい与え、血流をよくしてあげましょう。

ママの両手をカップ状にし、赤ちゃんの背中をぱこぱことカッピングしていきます。背中全体からお尻のほうまで、まんべんなくやってあげましょう。
手は、指を揃え、少し手のひらをくぼませます。空気を挟みこむようなイメージで、ぱこぱこと音が出れば成功です。

◆お尻

お尻の少し上にある平べったい骨は仙骨といい、骨盤の中心にあってからだを支えています。
仙骨まわりを刺激すると、副交感神経が刺激され、リラックスしやすくなるため、寝ぐずりや夜泣きの軽減の効果も期待できます。

手のひら全体を使って、仙骨まわりを中心に大きな円を描いていきます。筋肉を温め、ゆるめていきましょう。

背中からお尻にかけてたっぷり刺激を与えることで、温かい血液がたまっていきます。
手のひらで背中から足先、手先まですべらせるようにし、ポカポカした血液を流してあげるようにマッサージしましょう。

(撮影:chiai)

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