- Profile
蛯原英里 宮崎県生まれ。看護師としてNICU(新生児集中治療室)で勤務後、ベビーマッサージを世に広めるため、資格を取得。「実際に肌と肌が“ふれあう”ことで、母も子も幸せになれる!さらには、その周りの家族、人も笑顔で幸せになれる!」という理念のもと、ママ自身がこころからキレイに・ハッピーになれる方法を提案する『ena AMICE』を設立。現在、看護師としての視点・経験を活かしつつ、チャイルドボディセラピストとして活動中。
- 2014-05-09
- 第3回 はじめてのベビーマッサージは脚から始めよう!
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はじめてのベビーマッサージは、脚から始めて徐々に慣らしていきましょう!
脚の付け根から始め、指の先までしっかり、観察しながら行ないましょう。
- ◆脚のつけ根
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脚のつけ根とひざの後ろにはリンパ節があり、そこを刺激することでリンパの流れをよくする効果があります。
オイルを手につけ、片方の手で赤ちゃんのかかとを優しく支えます。
もう片方の手で赤ちゃんの脚の付け根の内側に手をおき、脚の付け根を外側にくるりとねじるようにマッサージします。ママの手をかかとに向かって「しゅるしゅるしゅる~」と滑らせます。リンパ液の流れを促すようなイメージで、反対側の脚も同様に行ないます。
- ◆太もも
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赤ちゃんの太ももにある深いしわには、汚れや垢がたまりがち。よく観察し、きれいにぬぐってあげましょう。
かかとをやさしく支えながら、もう片方の手で太ももに手を添え、外側に向かってやさしくねじります。
手をひざに向かってすべらせます。反対側の脚も同様に行ないます。手を入れ替える時に、赤ちゃんの足をポンと落とさないように気をつけましょう。
- ◆ふくらはぎ
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ふくらはぎをマッサージすることで血行がよくなり、からだ中がポカポカになります。
足の裏を押すことで、足の裏と末梢まで血流が行き渡り健康な体作りに役立ちます。赤ちゃんの足の裏のへこんでいるところに、手をあて90度ぐらいの角度で押しながら、もう片方の手でふくらはぎを「くるくるくる~」とします。
足裏には、「湧泉」の反射区があります。このあがりを押すようなイメージで。
- ◆足の指
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足の指に刺激を与えることで、末梢から頭までの神経伝達がスムーズになり、運動神経が優れて育ちます。
ママの親指、人差し指、中指の3本で、赤ちゃんの親指をやさしく包みます。
付け根から指先にむかって「ぽんっ」と軽くひっぱります。
同様に、赤ちゃんの5本の指をひっぱります。
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(撮影:chiai)