- Profile
蛯原英里 宮崎県生まれ。看護師としてNICU(新生児集中治療室)で勤務後、ベビーマッサージを世に広めるため、資格を取得。「実際に肌と肌が“ふれあう”ことで、母も子も幸せになれる!さらには、その周りの家族、人も笑顔で幸せになれる!」という理念のもと、ママ自身がこころからキレイに・ハッピーになれる方法を提案する『ena AMICE』を設立。現在、看護師としての視点・経験を活かしつつ、チャイルドボディセラピストとして活動中。
- 2014-04-25
- 第1回 NICUで触れることの大切さを身にしみて感じた
看護師としてNICU(新生児集中治療室)で勤務後、ベビーマッサージを世に広めるため、資格を取得された蛯原英里さん。
「実際に肌と肌が“ふれあう”ことで、母も子も幸せになれる!さらには、その周りの家族、人も笑顔で幸せになれる!」という理念のもと、ママ自身がこころからキレイに・ハッピーになれる方法を提案する『ena AMICE』を設立され、看護師としての視点・経験を活かしつつ、チャイルドボディセラピストとして活躍されています。
現在妊娠5カ月(インタビュー当時2014年3月)の蛯原さんに、ベビーマッサージに対する思いや、具体的な方法、妊娠されてからの生活や今後の活動について伺いました。
全8回に分け、お届けいたしますのでぜひご覧ください♪
- 看護師として6年間NICU(新生児集中治療室)で働いていたそうですが、看護師を目指したきっかけを教えてください。
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小学校4年生の時に盲腸で入院したことがあります。
その時に看護師さんに優しくしてもらったり働いている様子を見ていて、人を助ける仕事っていいなぁと思ったのがきっかけですね。看護学校を卒業して、病院で研修を受けたり適性テストを受けたあと、何科に入りたいか希望が3つまで出せるんです。
私は小児科と整形外科と内科に希望を出したんですけど、何故かNICUに配属されて、NICUは研修でも1日しか入ってなかったのですごくびっくりしました。
- NICUでは具体的にどんなお仕事をしていたのですか?
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赤ちゃんはだいたい40週で生まれるのですが、23週ぐらいで生まれた本当に小さい赤ちゃんが運ばれてきたりします。
未熟児で生まれた赤ちゃんは感染症にかかりやすいので、問題がないかこまめに確認したり、人工呼吸器や点滴で管理したりと神経を使うことが多いですね。両親が面会する時は赤ちゃんを保育器から出すこともありますが、そうするとすぐに赤ちゃんの体温が下がってしまうので、側にいて体温チェックをしたり、呼吸が不安定にならないか見ていたりと、命に直結するような仕事をしています。
面会に来たご両親へのケアも大事な仕事です。
- 両親へのケアとはどのようなことですか?
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例えば未熟児のお母さんの中には、自責の念というか、「小さい状態で産んでしまって申し訳ない、この子は私のことを許してくれない。」という気持ちを持つ方もいます。そういうお母さんに対して、赤ちゃんと触れあってもらったり、声を掛けてくださいと伝えることで、少しずつ赤ちゃんも大きくなったり状態が安定したりして、お母さんの表情も明るくなっていくんです。
そうして、この子は私のこと認めてくれるのかな?、という気持ちがでてきたり、今までは「自分の子を可愛いと思えない」と言っていたお母さんが、赤ちゃんと触れあううちに、「すごく可愛く思えてきた」「この子の生命力を感じた」と言ってくれ、面会の数が増えることもたくさんありました。
その時に、お母さんがよく触れあっている赤ちゃんとそうでない赤ちゃんとでは、その後の赤ちゃんの様子が全然違うことに気がついたんです。赤ちゃんがお母さんと触れあうことで、おっぱいやミルクを飲むようになったり、情緒が安定してよく寝てくれるようになると、飲んだミルクの栄養をきちんと取り入れられるようになって体重が増え、大きく育っていくんです。
反対に、触れあいが少ない赤ちゃんは、精神が不安定のため落ち着きがなく、体力を使ってしまい体重もなかなか増えなかったりします。NICUにいた頃は、つねにアラームが鳴っているような環境だったので、休みの日や夢でも頭の中でアラームが鳴っているような気がしていましたね。
大変な環境でしたけれど、1番頑張っているのは赤ちゃんやご家族なんだ!というのを身にしみて感じました。
- その後、現在のお仕事にいきつくまでの過程を教えていただけますか?
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NICUで6年看護師として働き、その間に結婚し上京、1年間専業主婦をしていました。
でも忙しくしているほうが合っているみたいで、ちょうどお誘いを頂いたこともありアパレルの会社で働き始めました。
4年ほど働き仕事もひと段落ついた頃、自分はこれからどんな仕事ができるのだろうか、と考えることが多くなって、そんな時に本屋でベビーマッサージの本に出会ったんです!
それで、「やっぱり自分の行き着くところはここだ!子どもと接して、ママと子どもに役立つことを広げる仕事につきたい!」と思ったんです。
最終的にベビーマッサージにいきついたのは、NICUで赤ちゃんに触れることの大切さを身にしみて感じ、力があるなぁと思ったからだと思います。
それから、ベビーマッサージの勉強をして資格をとって「ena AMICE」を設立しました。
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ありがとうございました!
次回は、ベビーマッサージの効果についてお伺いします。お楽しみに!
(撮影:chiai)
コメント
投稿者:匿名 2014-05-01 07:54:03
妊娠中の今、非常に興味のあるコラムです。
投稿者:匿名 2014-04-29 15:51:47
えひちゃんだと思ってた 妹さん?
投稿者:アロマ 2014-04-26 17:31:12
ママスタコラムで初めてためになる話