- Profile
土田晃之 1972年生まれ。太田プロダクション所属。 幅広い知識とトーク技術で数多くのバラエティ番組で活躍。 三男一女の父。著書に『納得させる話力』がある。
- 2015-05-21
- 第5回 『はじめてのおつかい』を見て涙!親になって変わりました
第5回目となる今回は、パパとしての土田さんについて、いろいろお話を伺っていきたいと思います。
- 結婚前から、父親になりたい願望はありましたか?
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子どもは欲しいなと思っていましたね。「父親になるぞ!」という意気込みみたいなものはなかったですけど(笑)
僕、従兄弟の中でも一番年上だったので、小さい子の相手ばかりしていて、面倒見も良かったと思いますよ。昔から子どもは大好きだったんです。 - 現在、4人のお子さんがいらっしゃいますが、結婚した時からお子さんはたくさん欲しいと思っていたんですか?
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僕は、5人欲しいなって思っていました。
- ということは、あと一人ですね!
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いや、無理ですね…(笑)
男の子が5人欲しかったんですよ。僕、男3人兄弟なんですけど、一番下の弟が、小さい頃からずっと「弟が欲しかった」って言っていて、僕は長男で、お兄ちゃんが欲しかったから、男5人兄弟ってすごく楽しそうだなぁって思ってたんですよ。
それで、結婚した頃は男の子が5人欲しいなって思っていました。 - 現在は、長男、次男、長女、三男の4人のお子さんがいますが、お家ではどんな風に過ごされているんですか?
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僕は、家の中に僕専用の部屋があって、ほとんどの時間をその部屋で過ごしているんですけど、娘と末っ子はよく僕の部屋に来ますね。
長男は高校生なので、もうそういうことはないですけど、下の2人は本当によく僕の部屋に来ては、テレビ見たり、一緒に寝ようって言ったり。
サッカーボールを持ってきて、ずっとボール蹴っていたりね。
一番下は小学校1年生なので、まだまだ甘えてくる感じですね。 - お子さん達の成長をどんな風に感じますか?
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子どもの成長は喜ばしいことですね。でも、早く自立してもらいたいとも思いますね(笑)
僕、子どもに対して依存はしていないんです。正確に言うと、4人いるから依存しなくなったんです。
元々、依存するタイプではないんですけど、今振り返ってみれば、長男が産まれた頃は、やっぱり最初の子ということもあって、こういう風に育ってほしいなという気持ちがすごく強かったなぁと思いますね。
でも、2人目が産まれてみると、「次男はこういうところが苦手なんだな」とか「この子はこういうところが得意なんだな」という風に分かってくるし、3人になると、ますますそれが見えてくるんですよね。
それが4人になると、「うん。勝手に大きくなれよ!」ってなるんですよ(笑)
だから、良かったんです。子離れできない親みたいにならないだろうから、ちゃんと自立もするんだろうなとは思っています。
あとね、日本人の夫婦って、特に奥さんの方は、子どもが産まれると子どもが1番、旦那が2番になるじゃないですか?
最近増えているみたいですけど、そういうことが離婚に繋がっていくんだろうなと思うんです。
海外では、赤ちゃんの時から赤ちゃんは別の部屋で寝ていて、夫婦は夫婦で寝ているじゃないですか。
子どもは成長して、いずれは家を出て行くけど、嫁さんとは一緒にいたくて結婚したわけだから、子ども達に依存するより、夫婦の時間、関係を大事にしなくちゃいけないなと思いますね。 - “子どもに依存しない”というのは、とても大事なことですね。
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いずれ大きくなって、親元からはいなくなっちゃうんだから、子育てをしている今を、目一杯楽しんでおこうとは思っています。
この間産まれたばかりだと思っていた長男に、髭が生えてきたりしているわけだから、子どもの成長は一瞬なんですよ。その一瞬を見逃さないようにとは思っていますけど、だからと言って、子育てがずっと続けばいいとは思っていないです。 - 父親になって、ご自身が変わったなと感じた瞬間はありましたか?
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「はじめてのおつかい」を見て、泣いた時ですね(笑)親になるまでは、あの番組を見て自分が泣くなんて想像もできなかったけど、子どもができた後に、なんとなく見ていたら、隣の駅のお父さんの職場にお弁当を届けるっていうのをやっていて、それを見ていて「あぁ、良かった。無事に届けられた!」って涙が出た時に、「変わったな、俺」って思いました(笑)
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土田さんの子育て論、あまりテレビでは聞けないお話を語っていただきました。
4人のお子さんに恵まれて、お子さんが増える度に、パパスキルを上げていったみたいですね。次回は、奥さまのお話を伺っていきます。お楽しみに♪
(取材・文:上原かほり 撮影:chiai)