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宮川大輔

藤本敏史
Profile
宮川大輔 1972年生まれ。京都府出身。フジテレビ系バラエティ『人志松本のすべらない話』で知名度が上がり、バラエティやドラマなど幅広く活躍中。1997年に結婚。2010年に長男誕生。

2014-07-31
第2回 嫁の言う理想の男性像に近づこうとする自分がいる

仕事もお金もない…という状況の中、25歳で結婚生活をスタートした宮川さん。
当時の結婚生活、夫婦を続けてこられた秘訣についてのお話を伺っていきます。
ママスタ連載コラム全8回のうちの第2回をお届けします。

お仕事もお金もない状態での結婚生活で、奥さんから文句を言われたことはありますか?

そりゃ、文句はむちゃくちゃありましたよ(笑)
やっぱり、ケンカの原因はお金のことなんですよ。僕のお金の使い方とかね。

飲みに行くことは理解してくれるんですけど、その理解を超えるくらい毎日、毎日飲みに行ったり、お金ちょうだいって言ったり。
嫁は、お金に対してだらしないのが嫌いな人なんです。僕が消費者金融からお金借りてて、「そういうの嫌やから!」って嫁が全額返したのに、また10万借りたのがばれて怒られたり。

「なんなん、あんた!殺したろか!」て言われたこともありますよ(笑)
嫁に対して、後ろめたさはめちゃくちゃあるんです。でも、それをあまり気にしてないというか、「絶対返せる!やってやる!」という、空自信みたいなのがあったんですよね。

僕らって飲みに行くのも仕事みたいなもんやしね。「ホンマに仕事か?」と言われたら違うんですけど、こういう仕事は飲みの席も大事じゃないですか。
なので、そういうことでは数えきれないくらい文句も言われたり、ケンカもしましたね。

結婚して、1番最初にした夫婦喧嘩って覚えていますか?

1番最初…は、覚えてないんですけど、やっぱりお金のことじゃないですかね。
あとは「なんで分かってくれないの?」ということが原因の喧嘩ですね。お互いが一人暮らしをしていたので、二人のルールがまだないわけじゃないですか。

一緒に暮らすとルールを作ろうとするんですよね。
例えば、財布を一つにすると、ズレてる価値観が見えてきて喧嘩になるわけです。

僕は見えっ張りなので、お金がないのに「俺が出すわ」と言ってしまうタイプなんですよ。
そのこと自体は怒らないんですけど、「ないんやから、誰かにお金を借りてまでそういうことする必要ないでしょ?」みたいなこと言われて、「何がやねん!うるさいんじゃ、ボケ!」ってなるんですよ。

宮川家の夫婦喧嘩は、激しいんですか?

うちの夫婦ゲンカはけっこう激しいですよ。嫁にグーでどつかれたこともあります。
まさかそんなことされるとは思ってなかったのでびっくりしましたけどね(笑)

最初の数年、お金も仕事も…という状態の中でお二人が夫婦を続けてこられた秘訣はなんですか?

秘訣…僕は、嫁やと思いますね。そういう状況の中で、ずっとついてきてくれたわけですから。
僕がこうやってテレビに出られるようになったのも、今があるのも、全て嫁がいてくれたからだと思ってます。

嫁の中には、「こんな旦那でいて欲しい」「こんな旦那がかっこいい」という理想があるんですよ。だからこそ、僕がしょうもないことしたら怒られるんですよね。
そういうことを言われたら、その時は「うっさいわ!」って思うんですけど、よくよく考えたら僕もそっちの方がかっこいいなと思うから、謝ったり反省したり直していこうって思ったりするんですよね。

でも、人はそんなすぐには変われないから、長い時間がかかるんですけど、嫁の言う理想の男性像に近づこうとする自分がいるというか。そんな風に、僕の嫌なところ、ダメなところが自然に直ってきたのは嫁のおかげなんですよ。そしてそれをじっと我慢してくれてたのはすごいなぁと。
飲みに行ったり、遊びに行ったりすることもうるさく言わなかったりとかね。
そういう、嫁がしてきてくれたことが全部、今も夫婦でいられてることに繋がってるなと思いますね。

子どものこともそうだったんですよね。
別に、「作らんとこう」と思っていたわけではなく、「できたらそのとき考える」と思ってたんですけど、なかなかできなくて。
でも、それについて焦らせてくるようなこともなくて…本当にいろんなことを僕に合わせてくれてたんだろうなと思いますね。

お金が原因で何度も喧嘩をしたという宮川さん。
奥さんはそんな状況の中でも、常に宮川さんを支えていたんだなぁということが、お話の中から伝わってきますね。
次回は、奥さまがどんな風に宮川さんを支えてくれたのかを伺っていきます。
お楽しみに♪
(取材・文:上原かほり)

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