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道端カレン 簡単!美bodyストレッチ

道端カレン
Profile
道端カレン 父親はスペインとイタリアのハーフで、母親は日本人。15歳でモデルデビューし、妹のジェシカ、アンジェリカもモデルとなり、道端3姉妹としても活躍。2人の男児(6歳と9歳)の母として楽しく育児に励んでいる。美容に関する資格も多数取得。

2013-11-14
第3回 太らないリズムを作るっていうのが大事だなと思うようになったんです
出産する前と後では、美容に対しての考え方、取り組み方は変わりましたか?

それは、すごく変わりましたね。
私は94年にモデルとしてデビューしているんですけど、その当時モデルという職業は今と違い、筋肉がつき引き締まった体が美しいという時代ではなく「痩せているもの」「細ければいい」という考えが海外でも日本でも主流で、今みたいにワークアウトをした健康的なボディラインというのは考えられない時代だったんです。

ダイエットしても体重計の数字にこだわっていましたし、とにかく細く!という考えだったのが、妊娠・出産を経験してすごく変わりましたね。

具体的にどのように変わりましたか?

私は1人目の出産をきっかけに「運動をしなくちゃいけないな」と思うようになりました。
妊娠中はお腹の中に赤ちゃんがいるわけで、体重が増えるのは自然なことですよね。それが産後、授乳をしたりしながら、だんだん体型が戻ってくる。

ただ、戻ってきても妊娠前とは違う、丸みがあってボディラインが全然違う!と思ったんです。
私は10代から仕事をしていて、産後も仕事を続けたいと思っていたのですが、このまま体型が崩れてしまうんじゃないかと、不安になったんですよね。
そこで、「運動しよう!」と思うようになりました。

なぜ、運動だったのですか?

出産前は「ダイエット=体重」という風に数字に囚われていたのですが、体重にこだわるのではなく、健康的に身体のラインをシャープにしたいと思ったら運動が1番だと思ったんです。
私、小学生の頃はスイミングスクールに通ったり、体育の成績も通知表で5をもらったりして良かったんですけど、その後はあまり運動をしてなかったんです。

最初にお話した通り、細くありたいという気持ちが強かったので、筋肉がつきそうな運動は避けていたんですよね。
でも出産を経験して、健康的な体作りへの意識が強くなってきて、ダイエットへの取り組み方も変わりました。

運動は、自己流でされたんですか?

1人目の出産後に何か運動をしようと思って、ジェシカとヨガに通ったんですが、始めてみると、それがすごく楽しくて毎日のように行ってたんです。
「こんなに楽しいならジムにも入会して通えばすぐ痩せるんじゃないかな」と思ったので、生まれて初めてジムに入会したんですよ。
ジムって入会すると「もう痩せる!大丈夫!」みたいな気持ちになるじゃないですか?(笑)

ただ最初はマシンの使い方もよくわからなくて、自己流で運動していたんですけど全然痩せなかったんです。
そこで同じジムに通っているタレントのYOUさんに「私、毎日来てるのに全然痩せないんです」と相談したら、
「トレーナーさんつけてる?」と、YOUさんのトレーナーさんを紹介してもらったんです。
自己流では限界があるんですよね。

トレーナーさんとの出会いは、カレンさんの美容に対しての考え方に影響を与えましたか?

そのトレーナーさんとの出会いは、すごく大きいです。
出会ってから、教えてもらった筋トレを週に2、3回していたら、どんどん体重が増えていったんです。
せっかく食事制限をしながら産む前の体重に戻していたのに、筋トレすると体重が増えていくことを先生に相談したら、
「カレンさん、脂肪より筋肉のほうが重いから、運動して筋肉がついたら体重は必ず増えるんです。数字を気にするなら、体重ではなくて体脂肪を見てください。そして、ボディラインを見てください」と言われたんです。

それを聞いて「あ、そっか!見た目なんだ。大事なのはシルエットだ。500g減ったからと一喜一憂するより大事なことがあるんだ!」と思ったんですね。
その先生がカポエラの先生もやっていて、私も1年半カポエラ教えてもらっていたんです。

カポエラを始めてみると、今まで使ったことのないような筋肉を使って、筋肉痛になるけど、それで身体のラインがすごく変わったんです。
その経験をして、お家の中で簡単にできるカポエラの要素を取り入れたメソッド、体幹を鍛える筋トレができるDVDを出すことができたので、私の美容メソッドを語るには先生との出会いはすごく大きいですね。

産後に運動を始めて、美容メソッドの本を出版されたり、トライアスロンに挑戦されたりしていますが、美容に関しての考え方は、今でも変化し続けていますか?

出産を経験してから変わったこともたくさんありますが、30代を迎えてまた考えが変わったんです。
10代の頃は、ただ細い人に憧れる、細い人が可愛いっていう感覚があったんですよね。

それが、30代を迎え自分自身がどんどん大人になってきて、素敵な30代、40代の方との出会いが増えてくると、グラマラスな人のお洋服の着方とかがすごくステキだなと思えるようになってきたんです。
グラマラスっていうのは、ボディラインで言えば太めということなんですけど、それがすごくセクシーだったり、服をきれいに着こなせている人がいて、身体の大きさじゃないんだなって思ってきたんですよね。

その人自身がちゃんと睡眠がとれていて、潤った人間関係、恋愛があってという日々を送っていると、髪がツヤツヤしていたり…その人の年齢に応じた美しさっていうのがあるんだなということを30代になってから気づきました。
経産婦になった以前と違う身体でも、自分自身でケアしてその人なりの美しさがでていればそれが素敵だなと思うんです。

カレンさんご自身は、美容メソッドの実践によって、どのように身体が変わりましたか?

出産前はただ細かっただけでしたが、今は体重は増えても身体が引き締まった感じがして、すごく心地よいですね。
弾力がありそうな身体が良いなとおもっているので、そういう風になれたらいいなと思って、今も継続して実践していますよ。

ボディラインを作るのは、スキンケアと同じなんですよね。
スキンケアって、「肌がきれいになったからもうやめるわ!」とはできないじゃないですか?

身体作りもそれと同じで「ダイエットに成功したからやめるわ!」ではダメだと思っていて、やめちゃうとそこからは退化しちゃうから、常に少しでもケアを継続することが大事だと思うんですよね。
昔は、痩せたら終わり。「体重を○キロにする」という目標があってダイエットをしていた時期もあったし、その頃はそれで良かったんですけど、今はそうじゃなくて、太らない生活のリズムを作るっていうのが大事だなと思うようになったんです。

カレンさんの美容のお話、いかがでしたか?
運動だけではなく、栄養や食事方法などいろいろな視点から美容について考えていらっしゃるカレンさん。
驚くほど多くの資格をお持ちで、知識も豊富でお話をしていると勉強になることばかりです。
今回は、ママスタユーザーの皆さんにカレンさんおススメの美容メソッドを特別に教えていただくことができました!
次回からは、カレンさんが教える自宅で簡単にできる美容メソッドです。
お楽しみに♪
(取材・文:上原かほり 撮影:chiai)

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