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道端カレン 簡単!美bodyストレッチ

道端カレン
Profile
道端カレン 父親はスペインとイタリアのハーフで、母親は日本人。15歳でモデルデビューし、妹のジェシカ、アンジェリカもモデルとなり、道端3姉妹としても活躍。2人の男児(6歳と9歳)の母として楽しく育児に励んでいる。美容に関する資格も多数取得。

2013-10-31
第1回 二人とも違う方法で産んでみて良かったと思います

モデルとして活躍する道端3姉妹の長女、道端カレンさん。
多くの美容メソッドを実践し、本やDVDも出版され、誰もが憧れるスタイルを維持しているカレンさんは、2人の男の子のママでもあります。
15歳からモデルとして活躍し、25歳で第1子、28歳で第2子を出産するという経験の中で生まれた、カレンさんの美容に対しての考えや、魅力的な身体作りの方法を教えていただきました。
ママスタをご覧になっているママさん達がおうちで簡単に実践できる美容メソッドも、カレンさんに実演していただき、コツを教えていただいたので、ぜひ、試してみてください!
また、お2人の息子さんの出産時の秘話、カレンさんの子育てについてもお話をお伺いしました。
全8回に渡り、掲載していきます。

カレンさんにはお2人の息子さんがいらっしゃいますが、1人目のお子さんは水中出産、2人目のお子さんは無痛分娩で出産されたとお聞きしました。

私はいろいろなことを体験するのが好きなんです。なので、2度の出産もそれぞれ違うスタイルを選びました。何事も1つのスタイルに縛られないほうが楽しいじゃないですか!
そして、その体験を人に語れるのも面白いなと思うんです。
こうしてインタビューしていただけるのも、そうですよね!(笑)

好奇心旺盛な方というイメージがありますが、なぜ最初の出産で「水中出産」を選ばれたのでしょうか?

私、1人目を中目黒にあるクリニックで出産したんです。
まわりの方から、「すごくアットホームで良いクリニックだよ」って薦めてもらって、元々日赤にいらっしゃった先生が独立された病院ということもあり安心だなと思ったんです。

初めての出産でわからないことばかりだったんですけど、予定日が近づいてきて「入院の手引き」の資料を見ていたら、そこに「水中出産」て書いてあるのが目に入ってきて、「これはなんだろう?」と思って聞いてみたんです。

「水中出産」については以前から興味があったんですか?

なんとなく知っているというくらいで、まさか自分がすることになるなんて全く思っていませんでした(笑)
そこでクリニックで水中出産のことを聞いたら、DVDを見せてくれたんです。

そのDVDは、海外の水中出産のドキュメンタリーのような作りになっていて、自宅のお風呂やプールで出産しているシーンがいくつか紹介されているんですけど、産まれてくる瞬間がすごく感動的で、「わぁ、すごい!素敵だなぁ」と思ったんです。

それで、詳しく説明を聞いたら「お腹の中の赤ちゃんは羊水の中にいて、そこから水中の中に出てくるから、赤ちゃんにはすごく良い」とか、「陣痛も和らぐ」と聞いて、「これはとても感動的で人にも話せるし水中出産にしよう!」と決めたんです。

「水中出産」という言葉は聞いたことがあっても、多くの人がどんな方法か知らないと思うので、カレンさんの出産の時のお話をお聞きしても良いですか?

水中出産は産まれそうになる本当に最後の瞬間に、分娩室の中に用意されたプールの中に入るんです。長くても1時間くらいしかプールにはいられないので、もしそれ以上かかるようだったら水中ではなく普通のお産に変更になる場合もあるそうです。

プールは、大きめのビニールプールくらいの大きさで、分娩台の横に用意してあるんです。
水温は体温と同じくらい、塩分濃度などもきちんと設定されています。

その中で赤ちゃんを産んだんですけど、私、水中出産は痛みが和らぐっていうのを見て余裕かなと思っていたら、痛くて痛くて本当に死んじゃうかと思うくらい痛くて、「これ全然和らいでないし!」と思ったのを覚えています(笑)

その時に、「次は絶対無痛!」と決めたんです(笑)
初めての出産だったので、とにかく痛かった!という感想が1番に出てきちゃいますね。

DVDで見たのと、実際では違いましたか?

全然違いましたね(笑) 「全然違うじゃん!」て思いましたもん。
でも、びっくりしたというか感動したのは、赤ちゃんが産まれてきた瞬間に水中でニルヴァーナのCDジャケットみたいに赤ちゃんがそのまま水中を泳いだんですよ。

その瞬間に「抱えなきゃ!」という本能が働いて、赤ちゃんを抱きあげたんです。
あの瞬間はとても感動しましたね。
でも、DVDで見た感動とは違いましたよ(笑)

出産後は、そのままプールの中にいるんですか?

私が赤ちゃんを抱きあげたら、そのまますぐプールを出て、自分で分娩台に乗って、その上で臍の緒を切ってもらうんです。
赤ちゃんを抱き上げたり、分娩台に登ったり、結構自分でいろいろやらなくちゃいけないんだなと思いましたね。

実際に水中出産をしてみた感想を聞かせてください。

最初に見たDVDのイメージが良すぎたので、実際のギャップに驚きましたがすごく良い経験をしたと思っています。
ただ、陣痛が和らぐっていうのは、初めてのことだからあの痛みが水中で和らいでたのかわからないし、普通にめちゃくちゃ痛かったんですよ(笑)

もし、あれが痛みの和らいだ状態だったとしたら、本当はどれだけ痛いの!?って思っちゃいますよね。
そのくらい、痛みの記憶は消えないですね。

その経験から、お2人目は無痛分娩で出産されたんですか?

そうです。もう、1人目を産んだ瞬間に「次は絶対無痛!」と決めたくらい(笑)
2人目の時は、荻窪にある無痛分娩で有名な病院で出産をしたんです。

そこは総合病院で、常時麻酔の先生がいらっしゃるので365日24時間、無痛分娩に対応できる体制で、その病院で産む90%の妊婦さんは無痛分娩なんです。

無痛分娩というは、本当に最初から最後まで全く痛みがないんですか?

ないんですよ。なので、産んだ後もすごく身体が元気なんです。
1人目の時との違いに驚きました。

産後の疲れもないし、冷静に赤ちゃんと対面できるのでおススメですよ。
陣痛に耐えた後の疲労感って、すごく引きずるんですよね。
私は最初の出産が25歳だったけど、2人目は28歳になっていたので、その疲労感がないだけでも、ありがたかったです。

無痛分娩の流れを教えてください。

私は、2人目の出産は、上の息子に対してもちゃんと準備したかったので計画出産にしたんです。
予定日の3週間前に、病院指定の日の中から好きな日を選べたので、8月8日を出産日に決めて入院をしました。そして、陣痛促進剤を入れるんです。

促進剤が効いてくる間に、背中に麻酔の為の注射をするんですが、その注射がすごく痛いって噂を聞いていたのに、実際は全然痛くなくてよかったです!これは、人によるのかもしれませんね。
陣痛は麻酔をされているので自分ではわからなくて、お腹に着けているセンサーで陣痛の間隔や様子を看護婦さんがチェックしてくれるんです。そうして痛みを感じていないうちに分娩室へ連れていかれ、「もう出ますよ」と言われて。「えっ?」と思うくらい、痛みは何も感じないんです。

なので、「いきんでください」と言われても何もできないので助産師さんが2人くらいお腹の上から赤ちゃんを押し出すんですよ。
それで、「産まれましたよ!」という感じで、本当に何も痛みを感じないままなんです。

無痛分娩の感想を教えてください。

もし3人目を産むことがあれば絶対次も無痛!、と思うくらい良かったです。
出産した翌日の朝の、自分の元気さに驚いたくらい体への負担が少ないんですよね。

海外では当たり前になっていても、日本では自然なものをという考えからかあまり多くは普及していないんですけど、体力の回復はその後の育児にも関わってくることなので、良いとされるものは取り入れていくべきだと思っています。

ひとつ次の日にびっくりしたのは、助産師さんが一生懸命お腹を押して赤ちゃんを出したので、お腹が痣だらけになっていたこと。
数日でその痣は消えるんですけど、「こんなにすごい力で押してたんだ」とびっくりしました。

これから出産を控えた方に、メッセージをお願いします。

私の場合は、最初に陣痛に耐える水中出産、その後に無痛という2つのスタイルを経験したので、結果的に「無痛のほうが良い」と思うんですけど、きっとお産はその人に合った方法があると思うので、出産前にいろんな方法があるということを調べて、自分に一番合ってそうなものを選ぶと良いと思います。

何度か産む予定があるなら、私のようにスタイルを変えてみるのもおススメです。
出産て、すごく神秘的なことだし、女性にしか経験できないことなので、楽しんでほしいなと思います。

次回は、「2人の男の子の子育てについて」のお話を伺います。
お楽しみに♪
(取材・文:上原かほり 撮影:chiai)

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