- Profile
優木まおみ 1980年3月2日、佐賀県生まれ。東京学芸大学卒業後、モデルや数々のバラエティー番組、CMなどで活躍。艶やかな美ボディは、同性から圧倒的な支持を受ける。2013年に結婚、2014年春に第一子出産予定。
- 2014-01-29
- 第2回 結婚式の準備中には魔物がいると思います(笑)
全8回に分けお届けしている 優木まおみさんのインタビュー。
第2回目の今回は、プロポーズから入籍まで1年間の婚約期間のこと、結婚式の準備を通して陥ったマリッジブルーについて語っていただきました。
- プロポーズから入籍までの1年の間に起きた、印象的な出来事はありますか?
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彼との初めてのケンカですね。
付き合ってすぐにプロポーズだったので、初めてのケンカは婚約期間だったんです。
結婚式の準備が始まって、彼が忙しくて手伝ってくれなかったり「どうでもいいよ」みたいな雰囲気をだされて怒ったり(笑) 俗に言うマリッジブルーみたいなものだったと思うんですけど。「もうお互いの為に結婚をやめた方がいいんじゃないか?」みたいな話を、2回位したことがあります。
本気で言ったわけじゃないけど、「今ならやめられるんだよ」と言ってしまったというか、そういうことをつい言っちゃう時ってあるじゃないですか?
- 旦那さんは、それに対して何と言ったんですか?
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彼は、「男の責任としてプロポーズしたんだから、簡単に結婚をやめるなんてないよ」と言ってくれてましたね(笑)
私が一人でマリッジブルーになっちゃってたって感じです。
- マリッジブルーって、どんな気持ちになるんですか?
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結婚することに対して最後の迷いが生まれちゃうんですよね。
生活習慣の違いとかがすごく気になって「本当にこの人と結婚して一緒に生活していけるんだろうか?」と思ったり。結婚してしまってから「やっぱり無理」と思うんじゃないかとか、「今ならやめれる?」とか、いろいろ考えちゃった時期だった気がします。
そういう気持ちにさせた原因って結婚式の準備なんですよ。準備が終わったらすごくすっきりして、今になって思うとすごく不思議ですね。
結婚式の準備中には魔物がいると思います(笑)
- そういう時期は、ケンカも多かったですか?
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ちょっとしたことでもケンカになっちゃう時期でしたね。
ある日彼と焼肉屋さんでご飯を食べる約束をしてて、私はタクシーで行って、彼は自転車でお店に来たので、帰りは彼と一緒に歩こうかなと思ってたんです。
そしたら彼が、自転車に乗って、歩く私より早い速度でどんどん進んでいくから、「なんでそんなに早く行くの?だったら先帰っていいよ」ってちょっと拗ねたんです。女子ならこの気持ちわかりますよね?そしたら彼が、「ほんと?じゃあ、先に帰ってるね」って言うんですよ。
「えぇぇ!」って思うじゃないですか?それで、「いや、嘘だよ。なんで先に行っちゃうの?」って言ったら、「何それ!先に帰っていいって言ったじゃん。めんどくさい」って!
それを聞いてものすごく悲しい気持ちになって、それで大ケンカしたんですよ。私は一緒に帰りたかっただけなのに、なんでこんなことでケンカして、しかも彼もあんなに怒るんだろうと思って…。
こんなことで怒るような懐が狭い人とは、すぐ離婚しちゃうかもしれないから、結婚していいのかわからないって思っちゃったりして(笑)
- そういうのありますよね!女子的にはすごくわかるシチュエーションですね(笑)
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その日は結局、私のほうが後から帰ったんですけど、彼は1度帰宅した後にまた出かけて行ったんです。
お互い、そのまま同じ部屋で過ごす気持ちにはなれなかったんですけど、結局お互いひとりになって、冷静になったら、「こんなことでケンカしてるなんて」という気持ちになって次の日に仲直りしました。後から考えると、すごくたいしたことないことで揉めたり、悩んだりした時期が婚約時代ですね。
逆に、結婚してからはケンカが一切なくなりました。
婚約中に起こったケンカや悩みは、乗り越えるべきことだったのかな?って、今になると思えます。
- ケンカをした時は、どちらから謝るんですか?
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お互い、ケンカを長引かせないように、っていう気持ちがあるからか、自分が悪かったかも、と思った方が早めに謝る関係が出来ていますね。私の言った一言が引き金だったら、私が謝るし。
私は謝った時点でそのケンカは終了なんですよ。
でも、彼のほうは次の日のお昼くらいまでスイッチが切り替わらないみたいで(笑)
そこも性格の違いだと思って、受け入れられるようになってきました。
- お付き合いを始めて「この人と結婚しよう」と思った最大のポイントは?
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いろんな要素が重なったので、これだ!と言うのはないですね。
二人とも、次に付き合う人とは結婚をしようと思ってたから、簡単に誰とでも付き合おうという気持ちではない時の出会いだったり、お互いの実家が九州同士で近かったこととか。“結婚”って考えると、やっぱり親や家族のことを考えるじゃないですか?
実家が車で1時間くらいの距離なので、孫ができた時でも近くて良いなとか。ご飯の味付けや好みもそうですね。同じ地方の人だからすごく合うんですよ。
そういうことって、すごく大事だなぁと思って。
そんな要素がたくさん重なって「あ、この人だな」と思ったんだと思います。
- 想像していた将来の旦那さま通りの人でしたか?
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見た目の好きなタイプってあるじゃないですか?私、今まで好きになった人ってずっとタイプが共通してたんですよ。でも、旦那さんの見た目は今まであまり好きにならないタイプだったんです。
元々私は線が細い人が好きだったのに、彼はラグビーをやっていたのでがっちりしていて、今までだったら選ばないタイプなんです。
ドンピシャな好みのタイプじゃないのに付き合いたいと思った時点で、逆に「この人が運命の人なのかも」と思ったりしましたね(笑)
- 旦那さんはどんな方ですか?
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彼は私より2つ年上なんですけど、大人として頼れるところもあるし、職業柄、自然な感じで人と合わせられたりするんですよ。
ヘアメイクという仕事をしていると、たくさんの方とお仕事する機会もあって、空気を読んだり、人の気持ちを察知する能力が高いし、お店でも後輩を育てたりもしているので、大人だなぁと思うところがたくさんあります。
でも、3人兄弟の末っ子なので、オフの時は子どもっぽい感じになったり、素直だったりもするんです。だから、いろんな面が見られて楽しいです。
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次回もお楽しみに♪
(取材・文:上原かほり 撮影:chiai)