TOP > コラムトップ > SHEILA


SHEILA VIVA MAMA!!

みきママ
Profile
SHEILA 父親が日本人、母親がキューバ人のハーフで、OL経験を経てタレントに転身。ファッションモデル・女優・スポーツキャスターとして多方面で活躍。2009年一般男性と11年の交際を実らせて結婚し、2012年3月に第一子(女の子)を出産。 育児における愛情やスキンシップの重要性を感じ、ベビーマッサージ講師資格を取得。現在第二子を妊娠中で、2013年10月に出産予定。
2013-08-27
第7回 子育てはキューバと日本の良いところ取りで♪

SHEILAさんは、日本とキューバのハーフですが、キューバの子育てについて教えて下さい。

キューバの子育ては、良い意味ですごく過保護なの。
キューバは医療が全て無料なので、子どもに何かあるとすぐ病院に連れて行くんです。
目が悪くなったらすぐに眼科に行って視力が回復するメガネをかけて治すし、歯の矯正も日本では高いけどキューバは無料なので、早い段階で治しちゃおう!という国民性。

歩き方や姿勢についても、歩き始める頃から矯正するので、ファーストシューズはお医者さんが薦めるきちんとした靴を履かせるの。だから、キューバの子は姿勢も良いし、脚も真っ直ぐ。
キューバは、アスリートが多いのだけど小さい頃からスポーツの選択肢も広くて、そういうところは良いなと思います。

SHEILAさんも、姿勢の良くなる靴を履いていたんですか?

私は生まれたのはキューバだけど、1歳から日本で育ってるから、キューバの矯正シューズは履いていないけど、小さい頃からきちんとした靴を履かされてたよ。
ローファーとか皮でできたしっかりした靴。(足首を固定してくれる靴)

日本で子供の頃、キャラクターのビニール系の靴を履いてる子供をよく見掛けて、私も母に欲しいとお願いしたけど、絶対履かせてもらえなかった(笑)
ただ、姿勢や歩き方を小さい頃から意識して正してくれるのは、大人になってから考えるとありがたいことだよね。それは、私も娘にやってあげたいと思っています。

離乳食にも違いがありますか?

キューバは離乳食を4ヶ月頃からゆっくりスタートするの。だから、1歳になる頃には大人と同じ物を食べるようになってるみたい。
キューバは、離乳食をあげ始めた早い段階で「里芋」を食べさせるんだよね。

里芋をあげると腸が強くなると言われていて、私もそうして育ったから全然お腹を壊さない(笑)これは私も娘に実践したけど、効果ありでお腹が今のところかなり丈夫です。
あと、日本では考えられないと思うけど「にんにく」も、離乳食には大事な食材として食べさせるの。

にんにくが離乳食の大事な食材とされる理由はなんですか?

キューバでは、にんにくは骨を作るのにすごく大事だとされているんですよ。

骨の形成や強さを作る大事な時期が0歳から7歳くらいまでと言われているらしく、その時期ににんにくを与えるのは大事なことだって、私は母から教えてもらったの。
私もそうして育ったから、娘にも煮込んだ野菜をミキサーで潰す時ににんにくをほんの少し、小指の先ほどの量を入れて食べさせています。

国によって、離乳食の食材として良いとされる物も違うんですね!

全然違うと思います。キューバは、にんにくの他にも1歳になる前に卵もあげるし、レバーも七カ月ぐらいからたくさん食べさせるのね。

レバーは鉄分がたくさん摂れるので、私はペイスト状にした物をご飯に混ぜたりして食べさせてるよ。
ママがそうして私を育ててくれて、私はすごく健康に育ったし、私の娘も今のところとても健康に育ってくれています。

SHEILAさんの子育ては、日本とキューバの良いところを取り入れているんですね。

母が経験して、実際に私や弟にやってきてくれたことだから安心して出来るし、それぞれの国の良いところを取り入れていけばいいなと思っています。

私は、キューバと日本の良いところ取りで子育てをすることができるから、とてもラッキー♪

ただ、今はいろんな国の子育て方法が簡単に調べられると思うけど、安全かどうか自分で判断するのは難しいし、ネットで見ていきなり取り入れるとかはお勧めできないかな。
私も、知らない国の風習をいきなり取り入れるようなことはできないし、親が自分にしてくれて良かったことを、上手に取り入れていくのが良いと思います。

両方の国の良いところを取り入れているSHEILAさんは、教育も日本、キューバの良いところを取り入れていく予定ですか?

教育は、日本のほうが良いと思います。キューバも教育レベルは高く識字率も95%以上と高いですが、私的には漢字、ひらがな、カタカナがある日本語はちゃんと覚えて欲しいと思ってるんです。日本語って難しいし奥が深いからね。

私は5歳まで家の中でスペイン語で育ち、小学校に入ってから日本語を覚えたからすごく苦労をした記憶があるの。なので、娘にはスペイン語も話せるようになって欲しいけどあくまでも日本語がメインが良いです。

なので今は家では私は極力スペイン語で話し、旦那さんは日本語で、そして外国人の友達にも会ったりして英語にも触れさせています。自然に耳が外国語に慣れてくれるといいなと思っています。

次回もお楽しみに♪。
(取材・文:上原かほり 撮影:chiai)

次回は9月3日掲載予定!

コメントする

コメントする