- Profile
ダイアモンド✡ユカイ 1986年、伝説のロックバンド 「RED WARRIORS」 のボーカルとしてデビュー。
人気絶頂の1989年に解散後、ソロ活動を続ける傍らバラエティ番組や役者としても活躍。
自身の不妊治療の末、2010年2月に長女の新菜(ニーナ)ちゃん、2011年11月に双子の頼音(ライオン)君と匠音(ショーン)君が生まれ、3児の父となる。
《レギュラー番組》
TOKYO MX 「ニッポンダンディ」毎(火)21:00-22:00
NHKラジオ第1「すっぴん!」毎(水)8:00-11:55
FM NACK5「Hello サムシング!」(土)22:30-23:00
《CD》カバーアルバム「Respect」絶賛発売中
《著書》「タネナシ。」
- 2013-05-28
- 第7回 『俺の妻』
ダイアモンド✡ユカイさんに、結婚から不妊治療、お子さん誕生についてお話を伺ってきたこの連載も残すところあと2回。
ユカイさんのブログに『俺の妻』というタイトルで登場する奥さまは、ブログ読者の方からとても人気があります。
その奥さまのこと、結婚してから変わったことなどをお聞きしていきます。
- ブログを見ていると、奥さまはとても素敵な方だと感じます。ユカイさんから見て、どんな奥さまですか?
-
妻は、自然の中で大らかに育ってきたけど、すごく器用な人だよ。ニーチェの髪の毛をあっという間にかわいく結んだりするし、家事も料理もとても上手だしね。
双子が生まれてからは、3人の子育てで毎日大変なことが多いし、俺も仕事で留守にすることが多いんだけど、その間も頑張って家を守ってくれているから、ブスだけど(笑)とても感謝してる。
結婚してみて思ったのは、基本的に俺っていばっているけど、実は妻に支えられてるって事。
だからこそ、結婚をした時に「家族を作ろう」という気持ちを強く感じたのかもしれない。妻の作る食事は、とても俺好みの味なんだよね。結婚というのは、そういうことが実はすごく大事だったりするんじゃないかなと思っていて、だから妻に対しては、「家族になる為に出会った人だ」と強く思っているよ。
- 育児で奥さんが疲れている時に、ユカイさんが奥さんの為にしてあげたことは何かありますか?
-
仕事がオフで家に居られる時は、子どもと遊んだり、子ども達をお風呂に入れたりはするよ。
たまにだけど、妻に食事を作ってあげることもあった。張り切って色々と作るけど、失敗しちゃって美味しくなかったりしてね(笑)
塩と砂糖間違えた!なんて、典型的なミスを犯したりするんだよね。
一口食べた妻が何も言わず固まってる。手も止まってる。「あれ?」と思って、俺も食べてみたらまずくてびっくりしたことがあったり…。妻には、美味しくできたものを食べてほしいけど、俺は不器用だから、これからは、これぞと言う一品をマスターして、一転突破を目指そうと思う。
- 美味しい物を食べてほしいという気持ち、奥さまはきっと嬉しいですね。とても仲良しなご夫婦というイメージがあるのですが、夫婦喧嘩をすることもありますか?
-
それはもちろんあるよ。でも、言い合いになったりはしない。話をしていて、俺がカーッとなる時はもちろんあるけど、最近は俺も大人になったから、妻の言い分をちゃんと聞いて、俺の言い分も伝えて、話し合いをするようになったかな。一緒に3人の子供を育てていくのに、怒ったり、喧嘩をしたりしている場合じゃないしね。
妻と結婚してから、俺はずいぶん丸くなったと思う。時には妻の言い分を大きな気持ちで聞いてあげられるのが本当に強い男だと思う。たまにしか出来ないけどね(笑)。
そう思うようにもなったのも、妻と結婚してから変わった部分だと思うよ。
- 奥さんに「愛してるよ」と、気持ちを言葉で伝えたりしますか?
-
言わない(笑) 照れくさいよ。そんなことをしょっちゅう言い合う夫婦っているのかなぁ?いるんだろうね(笑)
それもいいかも知れないけど、俺たちの場合は、そうではないね。恋愛をしているときは、相手の気持ちを引き付けておきたくて、甘い言葉を使うこともあるけれど、結婚して夫婦になって子どもができると、「愛してる」と言葉で伝えるよりも、もっと大切なことがあると思うんだよね。
俺にとって妻は「I LOVE YOU」というより、「I NEED YOU」という存在、正に必要不可欠な存在で、俺にとってはまさに唯一無二のパートナーだと思う。
彼女がどう思っているかは聞いたことがないけど、俺は、俺と妻のことを、「豊臣秀吉とねね」だと思っているんだよ。巡り会った運命的なものを感じている。
- 奥さまとの結婚で夫婦とはなにか、発見はありましたか?
-
まさに、「夫婦とは」なんて、簡単に定義したりできるものではないということを発見したよ(笑)。
人それぞれ、十人十色なんだよね。10組の夫婦がいたら、それぞれに似たところはあったとしても、全く同じという夫婦はいない。
だから、俺たちにとっても「夫婦とは」という問いの答えはきっといつまでも見つからないだろうし、それを一緒に暮らしながら見つけていくのが、夫婦を続けていくということなんじゃないかなと思っているよ。
-
さて、次回はいよいよ最終回です。
3人のお子さんを持ったユカイさんに「親になって変わったこと」をお聞きしていきたいと思います。
お楽しみに♪
(取材・文:上原かほり 撮影:chiai 衣装:B-STAND OUT ヘアメイク:藤垣由夏)