TOP > コラムトップ > 藤本美貴


藤本美貴

藤本美貴
Profile
藤本美貴 1985年2月26日北海道滝川市出身。モーニング娘。の第6期メンバー。現在は、タレントとして活躍するほかにサマンサタバサとのコラボバックをプロデュースするなど幅広く活躍中。2009年にお笑い芸人の庄司智春さんと結婚。2012年に長男を出産。ヨガのインストラクターの資格を取得して出版した「ミキティのやせヨガ!」(小学館)が好評発売中。
2014-08-01
第2回 私、産前に悩みまくったので、産後鬱はなかったんです

全8回に分けお届けしている 藤本美貴さんのインタビュー。
第2回目は、2011年に妊娠がわかってからの日々について、いろいろお話をお聞きしたいと思います。
過去に掲載した庄司智春さんのインタビューも併せてご覧ください!
→田村亮&庄司智春コラム一覧へ

結婚してからしばらくは、二人きりの時間を持とうと決めてらっしゃったんですよね?

そうですね。お付き合いをしている頃は、人に見られてはいけないということがあって、二人で堂々と外に出かけたりできなかったので、結婚してから、2年くらいは普通のカップルとしての生活や時間を楽しみたいねと話していたんです。

夫婦になれば、二人で堂々と出かけることを楽しめるじゃないですか(笑)
そういう時間を2年くらい持てたのは、すごく良かったと思います。

結婚から2年後に妊娠されましたが、その時の気持ちを教えてください。

最初の2年は二人きりの生活を満喫して、そろそろ欲しいなぁと思ったときに妊娠がわかったので、すごく嬉しかったです。
彼と検査薬で陽性が出たのを見て、二人で大喜びしました。

庄司さんの喜び方は、すごそうですよね!

すごく喜んでくれたんですけど、私がちょうどその頃「ドリームモーニング娘」のツアーの真っ最中だったので、その後のライブに出られなくなってしまうことをずっと気にしていましたね。
春夏ツアーが終わって、秋冬を控えている時期に妊娠がわかったので、秋冬のライブに出られなくなることに対して「迷惑をかけちゃうなぁ」とか、「きちんと事務所と話さなくちゃな」ということも、何度も言ってくれました。
グループでやっている仕事なので、私一人が抜けて迷惑かけてしまうこともあるし、そういう部分をすごく考えてくれたので、嬉しかったです。

妊娠がわかってから、つわりなどの症状はありましたか?

私、つわりがほとんどなかったんです。
「今日は、お肉とかは食べたくないかな」というレベルで、どちらかと言うと食べづわりだったかもしれないですね。
その分、妊娠している実感があまり持てなかったんです(笑)

「妊娠したんだなぁ」と実感したのは、どんな時でしたか?

病院でエコーを見たり、妊娠を発表してからたくさんの方が「おめでとう」と言ってくるので、「私のお腹の中に赤ちゃんがいるんだぁ」という気持ちは芽生えていったんですけど、初期の頃は、お腹も出ていないのに体重がどんどん増えていくことが不安だったり、胎動も感じないから「本当に妊娠しているのかな?」という不安の方が大きかったですね。

まだ自覚がない中で、どんどん太っていくことに戸惑っていました(笑)

お腹が大きくなってきてからは、実感も強くなっていきましたか?

中期になって、お腹が膨らみ始めてからは「どのくらい痛いのかな?」「私、ちゃんと産めるかなぁ?」という不安が出てきたんです。
後期は、痛いということは腹をくくったんですけど、「親として大丈夫かな」とずっと悩んでいましたね。

そういう不安を庄司さんに相談したりしましたか?

彼にはそんな気持ちをたくさん話して、たくさん聞いてもらいましたね。
産前は、彼やお母さんにそういう気持ちを聞いてもらいながら、本当によく泣いていたんです。
私、そうやって産前に悩みまくったからか、産後鬱はなかったんですよ。

産後鬱に悩まされるママさんも多いみたいですが、産後は全くなしですか?

私、産前は本当に悩んで泣いてばかりだったんですけど、産まれたら日々対処することがたくさんあって、もう悩んだりする時間も余裕もないっていう感じでしたね。
息子が全然寝てくれなくて、ずっと泣いているので「なんで、泣き止まないの?」と泣くことはあったけど、悩んで泣くということはなかったと思います。

無我夢中で育児がスタートした感じですか?

私、性格的にそういうところがあるんです。
産まれてきちゃったらやっていくしかないじゃないですか。
どうなるか分からないことに対してはすごく不安を感じて悩むんですけど、始まってしまえばやるしかないと思って悩まなくなるんです。
「やってみたら、こんなもんか!」というタイプなんです(笑)

そう思えるのは、支えてくれる旦那さまの存在が大きいですよね。

そうですね。
産前に出産について不安なことを話したりしたら、仕事先からよくメールを送ってくれました。
不安な私の気持ちを理解してくれて一緒に悩んだり、自分も不安だってことを話してくれたり。
泣いてしまう私のことを「かわいい」と言ってくれたり(笑)
そういう彼がいてくれたから、乗り越えられたと思います。

庄司さんは、パパになる準備として、どんなことをしていましたか?

先輩芸人パパさん達にいろいろ教えてもらったり、育児書を読んだりしてましたね。
男の人はどうしても実感が沸きにくいものだと思うんですけど、どんどんお腹が大きくなる私に「何でも頼ってね」と言って、いろんなことを手伝ってくれました。

パパになる準備というよりは、お腹が大きくなっていく私のことを労わって、出産に向けての環境を整えてくれるという役割を果たしてくれた気がします。
二人で両親学級に行ったときは、出産のビデオを見て二人で号泣しました(笑)

産前、悩んでいた時期に出産のビデオを見て不安になったりしませんでしたか?

不安や恐怖心というよりは、産まれるんだ!という興奮がありましたね。
その頃には、すでに覚悟を決めていたので(笑)

妊娠中に悩みまくったという藤本さん、そんな奥さんを支えた庄司さん。
聞けば聞くほど愛と絆が深いご夫婦ですね!
次回も引き続き、妊娠中に起こったことについてお伺いします!
お楽しみに♪
(取材・文:上原かほり 撮影:chiai)

コメントする

コメントする