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新垣結衣

2014-10-22
『トワイライト ささらさや』 新垣結衣さんインタビュー 後編
演じられたサヤはどんな人だと思いますか?また、自分との共通点はありますか?

サヤは夫を亡くしながらも一生懸命生きて、辛いことがあったり弱そうに見えても、どこか芯が強い部分があるから、ささらの町の人たちも支えてあげたいと思うんですよね。
そういうところは似ているかもしれないと思いました。

映画の中で、サヤが人を信じすぎると言われるシーンがあるのですが、それについては私も言われてみた~いと思いました(笑)
私は人見知りタイプで、その人のことをよく知らないと心を開けないのですが、サヤは人を信用することに対して感覚が優れているというか、そういうところはサヤと自分の違う部分だと思います。

撮影中の、監督とのエピソードは何かありますか?

サヤの演じ方については任せてもらっていたので、私が「こんな感じでどうですか?」と演じながらプレゼンするような感じで進めていきました。
演じたものを見て監督のOKが出ればそれで続けて、こうしてほしいと言われれば監督と感覚を合わせていく感じでした。

お互いに言葉を交わすというよりは、一度演技を見てもらって監督とセッションしていくような新しい経験だったなぁと思います。
演出も私が想像していたものを超えて、すごくいい映画に出来上がったと思います。

共演された大泉洋さんとは年齢が離れていると思いますが、最初に夫役が大泉洋さんと聞いた時、違和感はありませんでしたか?

大泉さんが夫役と聞いてユウタロウの役柄のイメージがすぐに出来たので違和感はなかったですね。むしろ、大泉さんの方が、私に子供がいるようなイメージがないと思うので違和感を感じたんじゃないかなぁ(笑)

大泉洋さんは、現場を明るくされるムードメーカー的なイメージですが実際はどうでしたか?

本当にサービス精神旺盛で楽しくて、イメージ通りでした!
お話していてもこちらが伝えたいことをすごく理解してくださるので、とても話しやすかったですし、もっと一緒にいるシーンを撮りたかったなと思いました。
死んでしまった夫役で、周りの人に乗り移って助けてくれるので、実は大泉洋さんと一緒にいるシーンはそんなに多くないんです。

死んだ夫役のユウタロウが、ささらの町の人に乗り移っているシーンが面白かったのですが、新垣さんは見ていてどう感じましたか?

あれは、大泉さんが先に演じられたものを見て、乗り移られた方が、大泉さんを参考に演技するんですけど、年齢や性別が違ったり、子どもだから舌が回らないとか、腕を組んでいてもかっこつかないとか、それぞれのユウタロウを皆さん一生懸命演じていてどの方も面白かったと思います。

小さい子どもをお持ちのママ達に向けてメッセージをお願いします!

撮影で赤ちゃんと過ごして、ママって本当に大変だなぁって感じました。
今は子どもがいる自分を想像できないので、世間のママさん達を尊敬します。

この映画では、母親であるサヤも周りの人に支えられながら子育てをして、ママ達が見ても、「そうそう、そんなことあるのよね」というような共感できる部分が沢山あると思うし、子育てに対して希望を持てる部分もあると思います。
それから、夫のユウちゃんの一生懸命な人生を回想していくシーンがあるんですけど、そこは男性の方も泣けると思うので、旦那さんと一緒に観てもいいと思います!

サヤが母親として成長していく話でもあるし、夫のユウちゃんも変わっていくし、ささらの町の人達の人生も動いていきますので、老若男女が見て何かしら感じられる作品になっていると思います。
一生懸命生きることっていいな、素敵だなと思って泣ける映画ですのでぜひ観てみてください!

【⇒前編はこちら】

⇒映画『トワイライト ささらさや』公式サイト

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