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中田敦彦
Profile
中田 敦彦 1982年生まれ、大阪府高槻市出身。2003年に藤森慎吾と結成したコンビ「オリエンタルラジオ」としてデビューし、「武勇伝」のネタで大ブレイク。慶應義塾大学を卒業した高学歴芸人としても著名で、現在はバラエティ番組や作家としても活躍中。2012年にタレント福田萌と結婚。1歳の女の子のパパでもある。
2014-12-12
第6回 嫁の抱えている一番の問題は「孤独」でした

今回は中田さんに「ワーク・ライフバランス」に関してたっぷり話していただきました。
ママもパパも必見です!

わりと最近のことなんですが、嫁の気分がずっと落ち込んでいたんです。
生活も普段通りだし、引っ越しもして部屋も嫁の好きな雰囲気になっていて、僕としては何も問題を感じていませんでした。
娘も順調に育っているし、近所にママ友もできたりして、何も問題ない、盤石なんじゃないかと思えるくらいでした。
でもなにか落ち込んでいる。
僕にSOSのようなものを発信していたんです。

ある時、嫁から「この記事いいよね」っていう感じで見せられたのが、小室淑恵さんという方の記事だったんですけど、それを読んで「あっ、ここに問題があったのか!」と目からウロコでしたね。

 ■ 小室淑恵氏
 株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役
 「山積する社会問題をタダで解決するたったひとつの方法

小室さんは、子どもを育てる女性の負担が大きくなっていることや、少子化などの社会問題の最大の要因は「夫の長時間労働」だ、という主張をされているんです。
僕にとってはそれって、今まで見えていなかったことでした。

僕は、家族のために外でバリバリ働くということが夫の最大の務めだと思っていたんです。
家にはあまりいられないかもしれないけど、そうやって収入を増やすことが家族のために一番だし、嫁も暮らしやすいだろうって。
そしてこの考え方って、男性からすると結構納得感があるんですよ。

(ここでママスタ女性スタッフから「えー?!」」という声が)

女性からすると「えっ?」て思うかもしれないけど、こういう風に考える男性は多いと思いますよ。
僕の場合でいえば、家族の生活を支えるために仕事を長時間頑張り!、先輩に飲みに誘われても断って家に直帰し!、女遊びもしないし、趣味に費やす時間もほとんど削っているんですよ!

僕は家族のために本当に頑張っていると、もう夫として全うしていると思ってました。
他に何が出来るんだろうって。
でも嫁からしたら、「その仕事を減らしてくれ」っていうことだったんですよね。
そこには考えが及ばなかったです。

嫁が抱えている一番の問題は「孤独」だったんです。
子どもの世話をすべて一人でして、それを誰にも見てもらえず、ちょっとしたトラブルがあって何か話したくても僕がいない。心の中にずっと寂しさがあったんです。
子どもと1対1でずっと向き合っているのって孤独なんだな、と気づきました。

僕は仕事柄、定期的に休みがあるということがこの10年ずっとなくて、月の平均休日が1.5日くらいだったんです。
それも、仕事がないときが休みになるだけなのでいつ休みになるかよくわからないんですよ。
芸人活動が紆余曲折あるので、仕事の大小は変わっても、地方の営業に行かせてもらったり、なにかしらずっと仕事をしてきました。
これが芸人の仕事の仕方だと思ってずっとやってきたんです。

でもそれが原因で、嫁が孤独を抱えてしまったと。
僕がいないことによって起こっているので、それは社会のサポート体制とか、子どもを託児所に預けるとかで解決できる問題ではないですよね。
そこでマネージャーに電話しました。「ワーク・ライフバランスを整えたい」と(笑)
もうとにかく半年先まで週に一回は必ず休みを入れるようスケジュールを押さえました。
そうしたら嫁は本当にほっとしたみたいです。

これまで嫁も頑張ってきたし、僕も仕事を頑張ってきた。
お互いに頑張っているし、間違ったことをしているわけではないから、これ以上何を頑張ればいいんだろうって思っちゃうところだけど、小室さんは「頑張ることをやめるんだ」と言っている。
「そうすれば問題が解決するんだよ」って。
これって結構すごいことを言っているなと思いました。

中田さんに熱く語っていただきました!
「夫として全うしていると思っていた」と語る中田さん。
でもそこには「家庭での孤独」という問題がありました。
ママスタのスタッフ(働くママ)も自分がまさに萌さんが感じていたのと同じ状況だったらしく、話を聞きながら思わず涙が・・
「夫の長時間労働」をなくすことでママ達の負担を含めて、たくさんの社会問題が解決する、という小室さんの主張をもっとパパ達にも知ってほしいですね!
次回をお楽しみに!
(撮影:chiai)

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コメント

投稿者:ハートエンジェル 2015-01-14 11:39:06

子育てとは孤独、とても重要な節目だと、一人の人間として、お互いが自分の生きる力と活かす力と真の愛情を試される時だと、三人の一男二女を育てた体験から、やはり真っ最中にいる時は 子育ては女、男は経済さえ支えてくれれば、が当たり前の祖父母の時代、わかりませんでしたね~~この20年老若男女の人生の課題と向き合い、その120%は 幼児期に創られた孤独=不安をごまかしてきたのが、大きな猜疑心となり又猜疑心を産み、関係が壊れて行く過程を人は選択していくようです。、中田さんは良く気づかれたし、萌さんも声に出せる受け止める関係が在ったのが超幸いでしたね~~、みんな孤独ですが孤独を増幅して人から離れてお宅族に行くか?孤独から何かを産みだすか?結婚は 親から離れて自分を見直す、育て直すチャンスです。言い尽くせませんが、私の実学です。若い方々に 恋愛や結婚を通して起きる出来事出会いを通して 自分の生きる力を知るそして生きる事の素晴らしさ気持ちを言う気を育てて欲しいと、寂しさも幸せも自らの内に火種はある、、、

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