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西山茉希
Profile
西山茉希 1985年11月16日産まれ。新潟県長岡市出身。 2004年に銀座でスカウトされ、デビュー。女性ファッション誌「CanCam」の専属モデルを務め、多数のテレビ番組でタレントとして活躍。 2013年6月に結婚、10月に第一子の女児を出産。
2015-02-18
第5回 私の夢は『おばあちゃんになること』なんです

第5回目となる今回は、西山さんの夢についてのお話を伺っていきます。

結婚願望・出産・ママになることへの気持ちは強い方でしたか?

すっごく強かったです。
10代の頃は、25歳までには結婚をして、1人目の子どもは産んでいる!と思って生きてきたので、25歳の誕生日を迎えた時に、「えっ?私の想像と全然違うし、ここからの人生プランを何も考えてない!」って思ったんです。
私、なぜか将来のプランを25歳までしか考えていなかったんです。25歳までに結婚をして家庭を持っているというのが、人生の第1章の予定だったんですけど、「第1章が達成できてないのに25歳になっちゃった!これから、どうしようかなぁ」って思ったのが、その時の正直な気持ちですね。
でも、そのくらい早く結婚もしたかったし、子どもを産みたかったんです。

25歳になって、とりあえず30歳までの人生プランを考えたんですか?

そうですね、25歳になって、次のプランの節目にするのは30歳でしたね。
「せめて30歳までには結婚したい!」という目標を設定しましたけど、その2年後に本当に子どもを産むなんてその時はイメージできなかったです。

10代の頃から、早く子どもを産みたいと思っていたのは意外な気がします。

私、ママになりたいというよりも、早くおばあちゃんになりたいんです!
私の夢は「おばあちゃんになること」なんです。
おばあちゃんになるには、孫がいるということだし、孫ができるには子どもを産んで育てているわけだし、子どもを産むには結婚をしないといけないし…と考えていくと、夢のためにやらなきゃいけないことがまだまだたくさんあるんですよ(笑)

おばあちゃんになりたいのは、10代の頃からですか?

そうです。だから、一回も誕生日や年齢を重ねることが嫌だと思ったことがないんです。
周りの子とか、20代のうちから「また年取っちゃった~」とか言うじゃないですか?
そういうのを聞くと、「えっ?私たち全然若いよ。もっともっと年齢重ねた方が絶対人生面白いよ!」って思うんです。
年齢を重ねた分だけ人生で得る物は多いはずだし、おばあちゃんが持っている包容力や考え方が私は大好きで、本当に早くそこに到達したいんです。

頑張れば40代でおばあちゃんにはなれそうですよね。

そうですね。うちの旦那さんのお母さんは、43歳くらいで孫がいておばあちゃんになってるので、頑張ればなれますよね(笑)想像するだけで、ワクワクしちゃいます。

どんなおばあちゃんになりたいんですか?

机の下にお菓子をいっぱい置いて、孫たちがそのお菓子をもらいにくるようなおばあちゃんになりたいんです。
それで、孫たちが「どうして、おばあちゃんの机の下には、あんなにたくさんお菓子があるの?」って聞いたり、いつか私がいなくなったときに「おばあちゃんて、いつも机の下にたくさんお菓子をおいてたよね」って私の話をし続けてくれるようなおばあちゃんになりたいです。
「俺らのおばあちゃんてさ…」「おばあちゃんがさ…」て、そう言い続けてもらえるようなおばあちゃんになりたい。

西山さんのおばあちゃんが、そういうおばあちゃんなのですか?

そうなんです。まさに、机の下にたくさんお菓子を置いていて、いつもいろんなお菓子を食べさせてもらった記憶があって、大人になった今でも兄弟、従兄弟、親と「あのおばあちゃんがくれたお菓子ってなんだったっけ?」って話をするんですよ。
それが、スーパーに売っていたり、デパートに売っていたりするのを見つけて、「これだったよね!」なんていうふうに、時間が経った今、おばあちゃんがくれたお菓子の答え合せみたいなことをするのがすごく楽しいんです。

お孫さんにそんな風に思われるおばあちゃんは幸せですね。

私だけじゃなく、みんな、おばあちゃんのことが大好きだったんですよ。
私の娘にもおばあちゃんを会わせたかったんですけど、娘が産まれる少し前に天国へ行ってしまいました。
でもお腹が大きい時におばあちゃんのお見舞いに行って、おばあちゃんの手をお腹に当ててもらうことはできました。

お孫さんにこんな風に思われるおばあちゃんは、とても幸せですね。
西山さんの「おばあちゃんになりたい」という夢の理由が素晴らしくて、お話を聞きながら感動してしまいました。
次回は、結婚・出産のお話をお聞きします。
お楽しみに!
(取材・文:上原かほり 撮影:chiai)

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